近年発生している異常気象の一つにゲリラ豪雨が挙げられます。最近よく耳にする線状降水帯や台風が発生する度に、全国各地で「家屋浸水」のニュースが報道されるようになりました。
敦賀美方消防組合の公式YouTube、台風や大雨といった自然災害に備えるための「簡単にできる水防工法」(家屋浸水を防ぐための応急処置方法)が紹介されています。
敦賀美方消防組合 公式YouTube
消防LIFEHACK⑨ 簡単にできる水防工法
動画には家庭にあるものでできる水防工法(水の浸入を防ぐための簡易バリケード設置方法)などが含まれます。
災害対策に役立つ知識があることで、迅速に対応して被害を最小限に抑えることが可能になります。
敦賀美方消防組合の公式YouTube動画「消防LIFEHACK」では、地域住民が簡単に実践できる「いざという時に役立つ」消防・防災・救急の方法が紹介されています。 |
台風や大雨の時に役立つ簡単な水防工法
【必要なもの】
□ ブルーシート
□ ダンボール
□ ポリ袋
①まず袋に水を入れる
※水の入ったポリ袋は重りの代わりになる
②玄関や扉の前など浸水を防ぎたいところにブルーシートを敷く
③ブルーシートの上に段ボールを並べる
④水の入ったポリ袋をダンボールに入れる
⑤ブルーシートでダンボールを包んで完成
※小規模な水害の処置として行う簡易的な水防工法です。
実際に水害の予報が出ている場合は、最新の天気予報や自治体からの避難情報をしっかり確認して、危険を感じたら早めに避難しましょう!
防災は「公助」「自助」「共助」の3つの柱が重要!
■公助
政府や自治体が行う支援や対策。災害発生時に迅速に対応し、被害を最小限に抑えるためのインフラ整備や避難所の運営が含まれます。
■自助
個人や家族が自身の安全を守るための準備や行動。非常用持ち出し袋の準備や避難経路の確認をするなど。
■共助
地域やコミュニティが協力して災害に対応することを意味し、近隣住民との連携や情報共有、助け合いの精神が求められます。
これら3つの要素がバランスよく機能することで災害への備えが強化され、被害を軽減することが可能になります。
防災・減災には地域全体での「防災意識」向上と地域住民一人ひとりの協力が不可欠で、そのための取り組みと継続が地域の安全と安心を支えています。行政や
消防による「
公助」には限界があるため、家庭や地域などにおける「自助」「
共助」が非常に重要になります。
将来の地域防災力の担い手を育成するためにも、「共助」の中心的役割を担う「消防団」や「自主防災組織」はなくてはならないもので、それらの活動を社会全体が理解している必要があります。