福井の空をながめよう
3月に入り、少しずつ春の陽気を感じられる気候となってきました。
晴れ間が多くなり、宵の西の空には、まだ火星を見つけることができます。
火星は、昨年10月ごろの大接近時は「うお座」にあり、その後「おひつじ座」、そして現在は「おうし座」の中で光っています。画像のほぼ中央に見えている、やや赤みが感じられる星です。
その左(東)側には、おうし座の一等星「アルデバラン」とV字の星の並びが特徴のヒヤデス星団が写っています。また火星の右(西)側には、ヒヤデスより星が密集して見えるプレアデス星団(すばる)が見えています。
2つは銀河系にあり、星がまばらに集まって見える「散開星団」で、ヒヤデスは130光年、プレアデスは410光年の奥行き距離にあります。
ここ暫くは3つの天体と、中ほどに見える火星の動きが楽しみです。
星空の九官鳥 ほしのてつろ