2022年7月4日 12:00
\お金に関するQ&A/ファイナンシャル・プランナーに聞きました
Q・医療費がたくさんかかったら、お金が戻ってくると聞きました。申請の仕方とか、期限、どのくらい戻ってくるのか、年収によって変わるのか教えてください。
1か月に医療費の自己負担額が高額になったときに、上限枠までに負担を抑えてくれる制度を「高額療養費制度」といいます。この1か月というのは、1日~末日をいい月をまたぐことはできません。これは、医療費の自己負担額を一旦支払った後に申請すると、限度額を超えた分が払い戻されます。この限度額は年齢や所得によって異なります。例えば、年収約370~約770万円の人で100万円の医療費がかかり窓口で3割の30万円を支払った場合、自己負担の上限額は87,430円になりますので、30万円と87,430円の差額である212,570円が返金されます。なお、「世帯合算」といい、1か月の自己負担額がひとり2万1000円を超えた場合に、家族全員の医療費を合算ができます。1年間を通して介護保険を利用した分と合算する方法もあります。さらに、「多数回該当」として1年間に3回以上、高額療養費の支給を受けた場合は、4回目から限度額が下がります。もし、入院等で医療費が高額になるようなときは、事前に「限度額適用認定証」の発行を受ければ、医療機関の窓口で支払いの時に、上限額までに軽減されます。なお、時効は2年間なので、この期間内の医療費であれば遡って申請することができます。
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